映画:

  • 1991
    夢の果てまでも

    夢の果てまでも (1991)

    夢の果てまでも

    6.81991HD

    ヴィム・ヴェンダース監督が約13年間構想を温めながら完成させた作品。SF要素を絡め、終末が訪れた世界を舞台にしたロードムービーとラブストーリーの要素を結び付けている。 1999年冬、核衛星の墜落が予測され、世界は不安に覆われる。ヴェニスから車で旅に出たクレアは、途中何者かに追われるトレヴァーと出会う。一度は別れたものの、なぜか彼のことが気になり、元恋人の作家や私立探偵と共にその後を追ってリスボン、モスクワ、北京へ。東京でトレヴァーと再会したクレアは、彼の旅の目的を知る。...

    夢の果てまでも
  • 1953
    東京物語

    東京物語 (1953)

    東京物語

    8.21953HD

    戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。...

    東京物語
  • 1959
    お早よう

    お早よう (1959)

    お早よう

    7.71959HD

    郊外の住宅地、長屋のように複数の家族が隣り合って暮らしている。林家の息子実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビがほしいと両親にねだるが、聞き入れてもらえない。子供たちは、要求を聞き入れてもらえるまで口を利かないというストライキをして、最終的に買ってもらうのだった。 ...

    お早よう
  • 1985
    Mishima: A Life in Four Chapters

    Mishima: A Life in Four Chapters (1985)

    Mishima: A Life in Four Chapters

    7.81985HD

    物語は三島由紀夫最後の一日となる朝から始まり、『金閣寺』『鏡子の家』『奔馬』を劇中劇として見せながら三島の生涯を描いていく。 どもりを持つ学生・溝口は金閣寺はその美しさに見苦しい自分の姿を責め悩み、放火をしてしまう『金閣寺』。容姿端麗で華奢な美青年・治が、最後はマゾヒスティックな狂愛に溺れていく『鏡子の家』。剣道に励む青年が同じ学生仲間とクーデターを決起する『奔馬』。そして、三島由紀夫の最期の瞬間に至る…。...

    Mishima: A Life in Four Chapters
  • 1959
    浮草

    浮草 (1959)

    浮草

    7.51959HD

    旅回りの駒十郎一座の乗った船が港に着いた。駒十郎は一膳飯屋にお芳を訪ね、その昔二人がもうけた清も今では郵便局に勤めていると知って安心する。清には駒十郎はお芳の兄ということになっていた。駒十郎の連れ合いのすみ子は、清のことを不審に思い加代に清を誘惑してくれるよう頼む。加代と清は恋仲になり、それを知った駒十郎は加代とすみ子を激しく叱りつける。客入りの悪くなった一座は解散することになり、駒十郎と清は加代を巡って対立する。お芳は清に駒十郎が実の父親だと打ち明けるが、清は許さず、駒十郎は気が抜けたように立...

    浮草
  • 1990
    夢

    夢 (1990)

    7.71990HD

    黒澤明監督自身が見た夢をベースに、時に美しく、時に残酷な8つの物語がオムニバス形式でつづられ、豊潤なイメージ世界が描かれる作品。きつねの嫁入りを見た少年の話「日照り雨」。花吹雪の中、人形たちが舞い踊る「桃畑」。戦争で生き残った男が体験する不可思議な物語「トンネル」。ゴッホが絵画の世界に入り込んだ「鴉(からす)」。原発の恐怖を描いた「赤富士」など、8つの物語が、時に美しく、時に残酷にオムニバス形式でつづられていく。黒澤監督の豊潤なイメージ世界を堪能できる作品。...

    夢
  • 1961
    小早川家の秋

    小早川家の秋 (1961)

    小早川家の秋

    7.51961HD

    京都の造り酒屋・小早川の長男は早く死に、その未亡人の秋子に親戚の北川が再婚話を持ってくる。相手の磯村は鉄工所の社長でちょっとお調子者だ。また、次女の紀子も婚期を迎えて縁談が持ち込まれるが、彼女は大学時代の友人で、札幌に転勤することになっている寺本に思いを寄せていた。一方、小早川の当主・万兵衛は最近、行き先も告げずにこそこそと出かけることが目立つようになった。店員の丸山が後を尾けるが、したたかな万兵衛に見つかってしまい失敗。小早川の経営を取り仕切る入り婿の久夫と長女の文子夫婦が心配して行方を突き止...

    小早川家の秋
  • 1933
    非常線の女

    非常線の女 (1933)

    非常線の女

    6.71933HD

    岡譲二と田中絹代を暗黒街の男と情婦に配した異色の和製ギャング映画で、二人は与太者とその可憐な姉を自分の属す悪の世界から救う。若き小津のアメリカ映画好きを窺わせる“洋才”の作品だが、衣装・美術に至るまで細部のセンスの良さには目を瞠らされる。 時子(田中絹代)は昼間はタイピストとして働いているが、私生活では三流ヤクザの襄二(岡譲二)と一緒に暮らしている。学生の宏(三井秀夫)もその仲間に加わるが、襄二は彼の姉・和子(水久保澄子)に惹かれる。時子はそれを知り、和子を脅そうとするが逆に彼女を気に入り、自...

    非常線の女
  • 1961
    人間の條件

    人間の條件 (1961)

    人間の條件

    8.41961HD

    ...

    人間の條件
  • 1949
    晩春

    晩春 (1949)

    晩春

    81949HD

    鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。いつまでも渋る紀子を結婚させるため、周吉はついにある決断をするのだった。...

    晩春
  • 1958
    彼岸花

    彼岸花 (1958)

    彼岸花

    7.41958HD

    平山は娘の文子が相談もなしに結婚を決めたことを激怒する。知人の娘の縁談には寛容だが、自分の娘の結婚には冷静になれない父親の姿を描いた、小津監督初のカラー作品。...

    彼岸花
  • 1956
    早春

    早春 (1956)

    早春

    7.51956HD

    蒲田に妻と住む杉山正二は、丸ノ内への通勤途中で知り合ったサラリーマンたちと仲良くなり、退社後に遊びに行くのが日課となっていた。妻は退屈な毎日から逃れるように、おでん屋を営む母の実家へ帰ったりしている。通勤仲間と出かけた江ノ島で、杉山は金子千代と接近。千代の誘惑に耐えきれず、関係を持ってしまう。二人の関係に気づいた杉山の妻は家出して、旧友のアパートに転がり込んだ。同僚の死をきっかけに、杉山は自分の生き方を振り返り、千代と別れようと考え始める。ちょうどその頃、会社で地方工場への転勤話が持ち上がった。...

    早春
  • 1933
    出来ごころ

    出来ごころ (1933)

    出来ごころ

    6.61933HD

    坂本武演じる喜八を主人公とした「喜八シリーズ」の第一弾。若い二人の恋路に気づいて身を引く喜八の男気を描く人情喜劇の傑作。恋と友情を彩るユーモアが秀逸で、人物像に『和製喧嘩友達』との共通点も見える。 日雇い労働者の喜八(坂本武)は、相棒の次郎(大日方伝)の助けを借りて息子の富夫(突貫小僧)を育てている。次郎と一緒に演芸場へ出かけた喜八親子は、その帰り道で春江(伏見信子)という女性と出会う。彼女は工場をクビになり、行く当てがないという。喜八は、行きつけの食堂の店主である“かあやん”に、春江を泊めて...

    出来ごころ
  • 1951
    麦秋

    麦秋 (1951)

    麦秋

    7.81951HD

    結婚にあまり興味のない娘と、そんな娘に早く結婚してほしいと気を揉む家族を中心にさりげない日常をユーモアを織り交ぜ淡々と細やかに描く感動作。敗戦後わずか6年の作品とは思えないモダンな息づかいには驚かずにはいられない。北鎌倉に住む間宮家では適齢期を過ぎた娘紀子の結婚が何より気がかり。当の紀子は大手の会社で秘書として働き、いまだのんきに独身生活を楽しんでいる風だった。やがて、そんな紀子に縁談話が立て続けに舞い込むのだったが……。  巨匠・小津安二郎監督を代表する傑作の1本。...

    麦秋
  • 1965
    赤ひげ

    赤ひげ (1965)

    赤ひげ

    8.11965HD

    山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を...

    赤ひげ
  • 1957
    東京暮色

    東京暮色 (1957)

    東京暮色

    7.71957HD

    親子愛の断層に焦点を当てた巨匠・小津安二郎の異色作――― 杉山周吉は、20年前、妻にその愛人と逃げられ、長女を嫁がせた今、次女・明子とひっそりと暮らしている。だが、最近明子の帰宅が遅れがちなことに気をもんでいた。明子は年下の恋人の子を妊娠、それを知って姿を消してしまった彼を毎晩探しさまよっていたのだ。そんなある日、ふとしたことから明子は自分や父を捨てた実母と再会。何も知らなかった明子は、母のみだ…...

    東京暮色
  • 1962
    秋刀魚の味

    秋刀魚の味 (1962)

    秋刀魚の味

    7.91962HD

    周平(笠智衆)は、妻とは死別し、長男の幸一(佐田啓二)は結婚して家を出て団地暮らし。いまは娘の路子(岩下志麻)と次男の和夫(三上真一郎)と3人安らかに暮らしていた。 ある日、周平はいつものように友人の河合(中村伸郎)、堀江(北龍二)と酒を飲みに行く。 話題は路子の嫁行きの話になり、まだ路子を嫁にやることなど考えてもいなかった周平は悩み始める…。 日本映画界の巨匠・小津安二郎監督の最後の作品で、妻に先立たれた男とその子供達の幸せの中にもなぜか潜む孤独と寂しさを描いた作品。...

    秋刀魚の味
  • 1960
    悪い奴ほどよく眠る

    悪い奴ほどよく眠る (1960)

    悪い奴ほどよく眠る

    7.71960HD

    日本未利用土地開発公団の副総裁、岩淵の娘佳子と、秘書の西幸一の披露宴が執り行なわれようとしていた。しかし、この西という男、実は5年前、新庁舎の建設に絡む不正入札疑惑で自ら命を絶ち事件の幕引きを図った課長補佐・古谷の一人息子だった……...

    悪い奴ほどよく眠る
  • 1974
    砂の器

    砂の器 (1974)

    砂の器

    7.31974HD

    ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航した。が、事件を担当した今西、吉村の両刑事の執念の捜査がやがて、ひとりの著名な音楽家・和賀英良を浮かび上がらせる…。...

    砂の器
  • 1934
    浮草物語

    浮草物語 (1934)

    浮草物語

    71934HD

    小津安二郎が原作(ジェームス・槇のペンネーム)と監督を担当したサイレント作品。小津安二郎が原作(ジェームス・槇のペンネーム)と監督を担当したサイレント作品。...

    浮草物語